「お前の演奏に金払って聴く人なんかいるの?」

こんにちは!ハマっ子フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。

「お前の演奏に金払って聴く人なんかいるの?」

2019年3月14日。

リサイタルの前日に父から言われた言葉だ。

「明日のリサイタル聞きに来る?」と父に聞こうとしたときに言われて愕然とした。

冗談半分のつもりだったんだろう。

流石にキレた。

音楽を、フルートを、これまでの頑張り全てを否定された気分だった。

「そんな風に言う人に聴きにきて欲しくない」って言った。

本心だった。

心無い言葉はときに暴力になることを身を以て実感した瞬間かもしれない。

今思えば僕は家族から日常的に言葉の暴力を浴びていたのかもしれない、とこのとき気が付いた。

小学生のころから

「ちび、デブ、ぶた、ブス、どんくさい」ってよく言われていた。

周りから見たら痩せている部類に入っていると思うけど、自分にはそう思えなかった。

兄や姉からは

「お前は小さいときすごく可愛かったのに今は、、、タイムマシンがあったら元に戻したい」

自分の存在を否定しているみたいな言い方に「自分が生きている意味」みたいなことを考えてた。

死にたくなったこともたくさんあった。

自分なんかいない方がいい。いても意味がない。そう思ってた。

クローゼットの中で首をつったら死ねるかな。なんてことも考えた。

言葉ってすごい。

自分の存在を簡単に否定できる。そういう言葉を関わりの深い人たちから浴びていた。

それに気が付いたとき「これからどう接していけばいいのか」と考えた。

僕の家族は人を見下すことで優越感に浸るマウント一家。

そうすることで自尊心や自分の存在意義をを保つ寂しく哀れな人たち。

「こうはなりたくない」って思えた。

アレクサンダーテクニークをはじめてからいかに「心と体」が密接に関係しているかを理解できた。

「どんな自分でありたいか」は選べる。

それを身近に実践できるいい機会だと考えよう。(改めて決意を新たにしました!)

「家族との関わり方」は乗り越えるべきもの、向き合う必要があるもの。

音楽を純粋に楽しむために自分には必要なプロセスなんだと思う。

きっとアレクサンダーテクニークに出会ったのは必然だったのかもしれない。

音楽が好き。

これは紛れもない事実として心にある。

これからさきの人生、

純粋に音楽を楽しむために。

自由に表現するために。

この探求は楽しくなりそうだ。

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