こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。
つい先日コンクールに参加しました。
せっかくなのでコンクールで起こったこと、学んだこと、気づけたことを書き留めておこうと思います。
誰得なん?って感じだけど書いちゃいます。
コンクールを振りかえる
演奏した曲
今回のコンクールで演奏したのは、カール・ニールセン作曲のフルート協奏曲より第一楽章。
ニールセンは学生のときから遊びで吹いたりはしていたのですが、本番で吹いたことがなかったので選びました。
演奏を楽しめたことが何よりの収穫
今回コンクールという舞台で「演奏を楽しめたこと」が今回の大きな収穫です。
ちょっと前までスランプ状態だったからです。
別のコンクールでのこと。
演奏中に「演奏やめちゃおうかな。楽器をおろして舞台袖に戻ろうかな。」と思ってしまったんです。
ただただ苦しくて、辛くて、はやく舞台から立ち去りたかった。
まさかこういうことを考えてしまう自分がいるとは思いもしませんでした。
この経験をしたあとのコンクールだったので、またあのときみたいになったらどうしよう、、、とドキドキしながらコンクール当日を迎えました。
コンクールの結果としては何もいただくことはありませんでしたが、「ピアニストの方と演奏すること・音楽を楽しむことができた」ということが良かったことでした。
できたこと
・他の人のことを気にすることなく演奏に臨むことができた
・緊張していることをしっかりと認識し、受け止めながら過ごせた。朝からいつもより心拍数が早かったです笑
・演奏中に自分の体、思考が割と冷静だったこと。
・客席の様子を見ながらも演奏できたこと。
・ピアニストの演奏をしっかりと聴きながらコミュニケーションが取れたこと
・終わったこと、先のことよりも「いまこの瞬間」を考えていられる時間が多かったこと
・終わったあとに「あーー、楽しかった」と言えたこと
ざっとこんな感じです。
気づいたこと・今後の課題
緊張のこと
自分の傾向としてあるのが、舞台に立って演奏が始まった瞬間に「緊張が一気にピークになること」。
今回も舞台に立ってチューニングするぐらいまでは、ほんの少しのドキドキでした。
演奏が始まった途端に、猛烈なドキドキに変わって頭の中はちょっとしたパニック状態。
もうこれは受け入れるしかないですね。
コンクールやオーディションではこういう体の反応が起こる。
これが通常運転なんだぐらいにしておいたほうがよさそうです。
ビブラートのこと
もっと魅力的なビブラートをかけられるように練習が必要だなと痛感しました。
緩やかなビブラートからはやいビブラート。浅いビブラートから深いビブラート。
まずは意識的にコントロールできるようにしたいと思います。
不要な音を鳴らそうとしすぎ
うまく言葉で言えないんですけど、下行音形の行き着いた音だけ大きくなっちゃう、みたいなことをやりがちなんですよね。
少しディクレッシェンドして収めたほうがキレイなフレーズなのに、鳴らしにいってしまう。
だから自然に聴こえない、、、みたいなことがよく起こっています。
多分音が鳴っていない、、、っていう状態に一種のこわさみたいなものを感じているのかもしれないです。
まとめ
前回のコンクールでの苦い思い出があって不安もありましたが、参加してよかったなと思います。
まだまだ音楽的なこと、技術的なこと、心と体のことでは詰めが甘いところもありましたが、次に生かせる経験を積むことができました。
もっと楽しく演奏できるように、日々精進します。
岡本元輝
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