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音を聴くってどういうことだろう

こんにちは!

横浜市神奈川区げんきフルート教室の岡本元輝です。

レッスンをしていると、

「もっと音を聴いてみましょう」

とお伝えすることがあります。

実はこれは、僕自身がたくさん言われてきた言葉でもあります。

学生のころは、

「音を聴くってどういうことだろう?」

と正直よく分かっていませんでした。

音は聴いているつもりなのに。

ちゃんと吹いているつもりなのに。

それでも先生からは、

「もっと音を聴いて」

と言われる。

今日はそんな「音を聴く」ということについて考えてみたいと思います。

目次

あなたはどんな音で演奏したいですか?

音を聴くためには、

まず自分がどんな音を出したいのかを想像することが大切だと思っています。

柔らかい音でしょうか。

あたたかい音でしょうか。

少し冷たさを感じる緊張感のある音でしょうか。

あるいは、

キラキラと輝くような音でしょうか。

同じ曲の中でも、

場面によって求める音色は変わります。

フレーズの始まりと終わり。

ビブラートの深さ。

音の立ち上がり。

スラーやスタッカートのニュアンス。

そういったことを想像していくと、

少しずつ自分の理想の音が見えてくるかもしれません。

そして、

今出ている音と理想の音を比べてみる。

その差を感じ取ることも、

音を聴くということのひとつだと思います。

音は空間の中で生きている

もうひとつ大切なのは、

音は自分の近くで鳴っているだけではないということです。

演奏する場所によって、

音の響き方は大きく変わります。

自宅の小さな部屋。

音楽スタジオ。

公共施設の広い部屋。

ホール。

同じ吹き方をしても、

聞こえてくる音は変わります。

だからこそ、

空間の中で自分の音がどんなふうに響いているのかを聴いてみることが大切です。

時には広い場所で吹いてみると、

新しい発見があるかもしれません。

「鳴っている感覚」が正しいとは限らない

面白いことに、

自分ではすごく鳴っている感覚があっても、

実際には音が遠くまで届いていないことがあります。

反対に、

自分では物足りなく感じていても、

録音を聴くと豊かに響いていることもあります。

演奏していると、

どうしても身体の感覚を頼りにしたくなります。

もちろん感覚も大切です。

でも、

感覚だけでは分からないこともあります。

だから録音してみる。

空間の響きを聴いてみる。

自分の感覚と実際の音を比べてみる。

そんなことも大切な練習のひとつだと思っています。

音を聴くことは、自分を観察すること

音を聴いていると、

自然と身体にも意識が向いてきます。

息の流れはどうだろう。

身体に余計な力は入っていないだろうか。

口の中の広さはどうだろう。

姿勢はどうだろう。

そして、

身体が変わると音も変わります。

「こういう使い方をすると音がよく響く」

「ここに力が入ると音が詰まる」

そんな発見が少しずつ増えていきます。

音を聴くことは、

ただ耳で音を確認することではなく、

自分自身を観察することでもあるのかもしれません。

なぜ音を聴くのは難しいのだろう

とはいえ、

音を聴くのは簡単なことではありません。

難しいフレーズを吹いているとき。

運指に必死なとき。

高音が不安なとき。

楽譜を追うだけで精一杯なとき。

私たちはつい演奏することに意識を取られてしまいます。

また、

自分の音は自分が一番近くで聴いています。

だからこそ、

客観的に聴くことも難しいのです。

だから録音が役立ちます。

だから空間の響きが大切になります。

そして何より、

少し立ち止まって音に耳を傾ける時間が大切なのだと思います。

おわりに

音を聴く。

言葉にするととても簡単です。

でも実際には、

音色を想像したり、

空間の響きを感じたり、

身体の状態を観察したり。

いろいろなことが含まれています。

もしかすると、

音を聴くということは、

音楽を聴くことでもあり、

身体の声を聴くことでもあり、

自分自身と向き合うことなのかもしれません。

だから僕は今日も、

レッスンで生徒さんにこうお伝えします。

「もう少し、音を聴いてみましょう。」

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