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「力を抜いて」と言われても、抜けないのはなぜ?

こんにちは。
横浜市神奈川区げんきフルート教室の岡本元輝です。

演奏していると、

「もっと力を抜いて吹いてみて。」

と言われること、ありますよね。

でも、その言葉を聞いて、

「いや、抜こうとしているんだけど…」

と思ったことはありませんか?

ぼくは、あります。

今日は、そんな「力を抜こうとしても抜けない理由」について、一緒に考えてみたいと思います。

目次

「力を抜く」って、実は難しい

「力を抜く」と聞くと、力が入りすぎている状態から、ふわっと緩めることを想像するかもしれません。

でも、実際にはそう簡単ではないことがあります。

なぜなら、ぼくたちは意外と自分の身体の状態を正確には知らないことがあるからです。

例えば、こんな状態を想像してみてください。

  • 力が入りすぎている状態
  • ちょうどよく力が入っている状態
  • ちょうどよく力が抜けている状態
  • 力が抜けすぎている状態

この違いを、演奏中に感じ分けられているでしょうか?

自分では気づかないこともある

「力が入りすぎていますよ」と言われても、自分ではそんなに力んでいるつもりがない。

そんなことって、よくあります。

逆に、力を抜こうとしているつもりが、実は必要なエネルギーまで抜けてしまっていることもあります。

つまり、「力を抜く」というのは、ただゼロにすることではなく、自分にとってちょうどいいバランスを見つけることなんですよね。

力みは、いつ始まっているんだろう?

ぼくが大切だと思っているのは、「力が入っていること」そのものよりも、いつ、どんなきっかけで力みが始まっているのかを観察することです。

例えば、

  • 高い音を出そうとした瞬間
  • 難しいフレーズに入る前
  • 失敗したくないと思ったとき
  • 大きな音を出そうとしたとき

そんな場面で、無意識に力みが始まっていることがあります。

もしその「きっかけ」に気づけたら、力みが強くなる前に、違う選択ができるかもしれません。

力みは、全身に起きているのか、部分的なのか

もう一つ大切なのは、力みが身体全体に起きているのか、それともある特定の部分に起きているのかを分けて考えてみることです。

「力んでいる」と感じたとき、つい身体全部が力んでいるように思ってしまうことがあります。

でも実際には、ある部分がいつもより多く働いていることで、その影響が全身に広がっていることもあります。

反対に、全身のエネルギーバランスが変わることで、ある部分に力みとして表れていることもあります。

だからこそ、ただ「力を抜こう」とするのではなく、

「今の力みは、身体全体に広がっているのかな?」

「それとも、どこか一部分が特に働いているのかな?」

と、少し分けて観察してみることが大切だと思うんです。

そうすると、力みへの向き合い方も変わってきます。

全身のつながりを感じながら演奏した方がよい場合もあれば、ある部分の働き方を見直すことで、身体全体がより自由に使えるようになる場合もあります。

つまり、力みを「ただ取り除くもの」として見るのではなく、どこで、どんなふうに起きているのかを知ること。

それが、自分にとってちょうどいい力の使い方を見つける第一歩になるのではないでしょうか。

力みには、理由がある

ぼくは、力みそのものが悪いとは思っていません。

力みが生まれる背景には、必ず何か理由があると思っています。

「うまく吹きたい。」

「失敗したくない。」

「もっと良い音を出したい。」

そんな気持ちがあるからこそ、身体が一生懸命に頑張ろうとしていることもあるんです。

だから、力んでいる自分を責めるのではなく、

「何を守ろうとしているんだろう?」

「何を叶えたくて、こんなふうになっているんだろう?」

と、少しやさしく問いかけてみてほしいんです。

100%か0%ではなく、ちょうどいいところを探す

演奏に必要なのは、完全な脱力ではありません。

かといって、100%の力で頑張ることでもありません。

ぼくはよく、エネルギーを0〜100%のゲージのように考えることがあります。

今のフレーズには、どのくらいのエネルギーが必要なんだろう?

20%くらいで十分なのに、80%使っていないかな?

逆に、もう少しエネルギーを使った方が音が豊かになるかな?

そんなふうに考えてみると、「力を抜く」という言葉が、少し具体的に感じられることがあります。

力みの前後を観察してみる

もし今、力みすぎてしまうことが演奏の悩みにつながっているなら、ぜひ「力みが起きる前後」に注目してみてください。

力みが始まる前に、何を考えていたか。

どんな音を出そうとしていたか。

身体はどんな準備をしていたか。

そこに気づけると、力みを無理に抜こうとするのではなく、力みが生まれにくい選択ができるようになっていきます。

一緒に「ちょうどいい力」を探してみませんか?

レッスンでは、「もっと力を抜いてください」と言うだけではなく、その人がどんなときに力みやすいのか、どんな背景があるのかを一緒に探していきます。

力みをなくすことが目的ではなく、その人にとってちょうどいい力の使い方を見つけることが大切だと思っています。

もし、力を抜こうとしても抜けないことに悩んでいたら、ぜひ一度体験レッスンにいらしてください。

ぼくと一緒に、あなたの身体がどんなふうに頑張っているのか、そしてどんなふうに演奏したいのかを、ゆっくり観察してみませんか。

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