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タファネル&ゴーベールの練習に、もっと音楽を!

こんにちは!
横浜市神奈川区「げんきフルート教室」の岡本元輝です。

フルートの基礎練習でおなじみの、タファネル&ゴーベール。

皆さんにとっては、どんな存在でしょうか。

取り組んでいて楽しいもの?
それとも、「やらなければならないもの」でしょうか。

正直にいうと、学生時代の僕は、基礎練習と呼ばれるものがあまり好きではありませんでした。タファネル&ゴーベールも、その一つです。

必要だとは思うけれど、気が進まない。そんなふうに取り組んでいました。

ところが、大人になってからは、基礎的な練習も楽しめるようになってきたんです。

きっかけは、基礎練習に対する考え方を少し変えたことでした。

目次

基礎練習でも「どんな音楽にしたいか」を考える

指やアーティキュレーションを、テンポに合わせて正確に動かせること。それは、もちろん大切です。

ただ、今の僕は、それと一緒に「どんな音楽にしたいか」も考えるようにしています。

技術が身についてから音楽的に吹くのではなく、音楽として吹こうとするなかで、必要な技術も磨いていく。

そんなふうに取り組むと、同じ音型の繰り返しにも、試したいことが生まれてきます。

「音楽的に吹く」を、具体的にしてみる

とはいえ、「音楽的に吹きましょう」と言われても、何をすればよいのか分からないこともありますよね。

僕が考える手がかりは、たとえばこんなことです。

  • 今吹いている音には、どんな和音の響きが感じられる?
  • この音型は、どこへ向かっている?
  • どんな曲の一部分だとイメージできる?
  • どんな音色やタンギングで吹きたい?
  • 音の強さを、フレーズのなかでどう変えたい?

一度に全部考える必要はありません。

「今日は音の向かう先を考えてみよう」
「同じ音型を、違うタンギングのニュアンスで吹いてみよう」

まずは、一つ選ぶだけでもよいと思います。

今回は、そのなかから「和音の響き」に注目してみましょう。

No.1を、和音の響きと一緒に吹いてみる

タファネル&ゴーベールのNo.1に出てくる、次の音型を例にします。

レ・ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・ソ・ファ・ミ♭
(D–Es–F–G–As–G–F–Es)

そして、その次に進む音型です。

ミ♭・ファ・ソ・ラ♭・シ♭・ラ♭・ソ・ファ
(Es–F–G–As–B–As–G–F)

※ここではドイツ音名を併記しています。Bはシ♭を表します。

この二つを吹くとき、背景にはどんな和音が響いているでしょうか。

今回は、最初の音型に、

シ♭・レ・ファ・ラ♭

の和音を合わせてみます。

これは変ホ長調の「属七の和音」です。次の主和音へ進みたくなるような響きを持っています。

続く音型には、

ミ♭・ソ・シ♭

という、変ホ長調の主和音を合わせてみましょう。

和音の名前になじみがなくても、今は覚えようとしなくて大丈夫です。

まずは、二つの響きの違いを聴いてみてください。

ピアノで和音を鳴らして、違いを聴いてみる

近くにピアノがあれば、先ほどの和音を鳴らし、その響きに重ねて音型を吹いてみてください。

一人で同時に演奏するのが難しければ、和音を録音して、それに合わせて吹く方法もあります。

最初の音型には「シ♭・レ・ファ・ラ♭」。
次の音型には「ミ♭・ソ・シ♭」。

それぞれを試したあと、二つの音型を続けて吹いてみましょう。

次のミ♭へ向かう感じや、そこへたどり着いたときの響きは、どう聞こえるでしょうか。

和音を意識せずに吹いたときと比べて、音のつなげ方やフレーズの感じ方に違いはあるでしょうか。

はっきり違いを感じなくても、無理に変えようとしなくて構いません。まずは、聴き比べてみることから始めてみてください。

基礎練習のなかにも、音楽がある

同じ音の並びでも、背景にある響きや、次の音へ向かう流れを考えると、吹き方の選択肢が生まれます。

ただ指を動かしていた音型が、一つのフレーズとして感じられるかもしれません。

タファネル&ゴーベールを、速く、正確に吹く。その練習も大切です。

でも、それだけで終わらせず、「この音型を、どんなふうに演奏したいか」も一緒に考えてみる。

僕にとって、それが基礎練習を楽しめるようになったきっかけでした。

次に楽譜を開いたら、まずは一つの音型だけ。
和音の響きを思い浮かべながら、吹いてみませんか。

フルートの悩みを、レッスンで一緒に整理してみませんか。

初めての方、久しぶりに再開する方、今の演奏を見直したい方の体験レッスンを行っています。

約60分/1,000円
楽器の貸し出しあり

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