体験レッスン受付中|約60分 1,000円

フルートで魅力的なピアノ・ピアニシモを奏でるために

こんにちは!
横浜市神奈川区「げんきフルート教室」の岡本元輝です。

コンサートで美しいピアノやピアニシモが聴こえてくると、思わずハッと惹きつけられることがあります。

美しく、繊細で。
でも、響きは失われていない。

「こんな音で演奏できたらいいな」

そんな魅力的な演奏に近づきたくて、僕も日々、試行錯誤を重ねています。

ただ、小さな音で吹くのって、なかなか難しいですよね。

音程が下がってしまう。
音がぼやけてしまう。
反対に、音が硬くなってしまう。
小さく吹こうとすると、なんだか苦しい。

皆さんにも、こんな経験はありませんか?

今回は、ピアノ(p)やピアニシモ(pp)を演奏するときに、僕が大切にしたいと思っていることを書いてみます。

「こう吹けばよい」という一つの正解ではなく、皆さん自身の吹き方や、奏でたい音楽を考えるきっかけになればうれしいです。

目次

あなたが吹きたいのは、どんな小さな音?

ピアノやピアニシモと書いてあると、まず「小さく吹こう」と考えるかもしれません。

もちろん、音量も大切です。
でも、どんな音色で吹くのかによって、伝わるものも変わりますよね。

柔らかく、そっと語りかけるような音。
小さくても、緊張感のある音。
霧のような、輪郭の淡い音。

同じピアニシモでも、ずいぶん違う表情があると思うのです。

たとえば、輪郭の淡い響きも、その場面に合っていれば魅力的な表現になります。「ぼやけた音だからよくない」と決める前に、自分が出したかった音と比べてみてもよいのではないでしょうか。

いま取り組んでいる曲の、そのフレーズでは、どんな音が欲しいですか?

音量と音色。その両方を思い浮かべることから、始めてみたいと思います。

小さくしようとするとき、自分は何をしている?

皆さんは、小さな音を出そうとするとき、どんなことをしていますか?

唇の間にできる息の出口、アパチュアの大きさや形。
唇や口の周りの力の使い方。
口の中の広さや、舌の位置。
息の量や速さ、方向。

こうしたことに、何か変化はあるでしょうか。

低音域ではどうでしょう。
中音域や高音域でも、同じことをしているでしょうか。

ここに挙げたものを、すべて意識して操作しようとする必要はありません。

まずは「小さくしようとしたとき、自分は何をしているんだろう?」と、少し目を向けてみてほしいのです。

自分では変えているつもりのないところに、気づくこともあるかもしれません。

どれか一つで、何とかしようとしていませんか?

小さく吹こうとして、力が入りすぎることもあれば、反対に、力を抜きすぎて吹きにくくなることもあると思います。

口の中の広さも同じです。

広ければよい、狭ければよい、と一つに決められるものではありません。どんな音域で、どんな音程や音色を求めているかによって、合う状態も変わってきます。

そして、これらはそれぞれ独立しているわけではありません。

唇や口の中、舌、息の出し方。
どれも、互いに関わっている要素の一つです。

「力を抜けばよい」
「口の中を広くすればよい」
「息を減らせばよい」

そうして、どれか一つだけで何とかしようとすると、かえって吹きにくくなることもあるかもしれません。

何かを変えたとき、ほかのところでは何が起きているでしょうか。
そのとき、音はどう変わったでしょうか。

僕は、個々の要素の正しい形を決めるよりも、出したい音に対して、それぞれがどう関わっているかを考えたいと思っています。

フレーズに合わせて、吹き方も変わり続ける

そして、小さな音が出せたら、それで完成というわけでもないですよね。

ひとつのフレーズのなかにも、引き立たせたい音があります。
少し音を抜きたいところがあります。
最後の音を、こんなふうに収めたいというイメージもあります。

同じピアノやピアニシモでも、欲しい音量や音色は、音楽の流れに合わせて変化していきます。

だからこそ、吹き方も固定せず、そのときに奏でたい音に合わせて変え続けることが大切だと思うのです。

一度うまく出せた音の吹き方を、そのまま保とうとすると、その先で表現したいことに合わなくなることもあります。

ちょうどよいバランスも、ずっと同じではありません。

どの音へ向かいたいのか。
どこを引き立たせ、どこで音を抜きたいのか。
どんな響きで、フレーズを収めたいのか。

その音楽に応じて、吹き方も変わっていく。

身体のどこかを動かし続けることが目的ではなく、表現したい流れに合わせて変わっていけることを、大切にしたいと思っています。

吹いて、聴いて、問い直してみる

いま取り組んでいる曲から、短いフレーズを一つ選んでみてください。

どんな音色で、どんな流れをつくりたいでしょうか。

そのイメージを持って吹いたあと、少し振り返ってみます。

  • 思い浮かべた音色に近づいたでしょうか?
  • 引き立たせたかった音は、聴こえてきたでしょうか?
  • 音を抜くところや、最後の収まり方はどうだったでしょうか?
  • 吹きにくさを感じたところで、自分は何をしていたでしょうか?

全部に答えを出さなくても構いません。気になったことを一つ、次に吹くときの手がかりにしてみます。

自分の感覚だけでは分かりにくければ、録音を聴いてみるのもよいと思います。吹いているときの印象と、聴こえてくる音には違いがあるかもしれません。

また、吹き方の細かいところを考えるうちに、奏でたい音楽が分からなくなってしまったら、もう一度フレーズの流れに戻ってみてもよいですよね。

何をしたか。
どんな音になったか。
それは、表現したいことに合っていたか。

吹いて、聴いて、また試す。その行き来のなかで、自分なりの手がかりを見つけていけるとよいと思います。

小さな音で、どんな音楽を奏でたい?

ピアノやピアニシモの魅力は、音量の小ささだけではないと思っています。

繊細な音色や、フレーズの表情。
音が向かっていく感じや、収まっていく響き。

そこまで含めて考えると、小さな音の練習にも、試してみたいことがいろいろ見えてきます。

コンサートで思わずハッとした、あの響き。

僕も、そんなふうに聴く人を惹きつける演奏ができるように、これからも試行錯誤を重ねていきたいです。

皆さんは、小さな音でどんな音楽を奏でたいですか?

レッスンで一緒に確かめてみたい方へ

「小さく吹くと音程が下がる」
「音は出せても、思うようにフレーズを歌えない」

げんきフルート教室では、そんなお悩みや出したい音を伺いながら、実際に吹いて、聴いて、変化を一緒に確かめていきます。

体験レッスンでも、いま取り組んでいる曲や、気になるフレーズをお持ちいただけます。

フルートの悩みを、レッスンで一緒に整理してみませんか。

初めての方、久しぶりに再開する方、今の演奏を見直したい方の体験レッスンを行っています。

約60分/1,000円
楽器の貸し出しあり

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