7つの原理 アレクサンダーテクニーク

アレクサンダーテクニークの原理 自分の感覚はあてにならない

こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です

前回2つめの原理、方向性(ディレクション)についてお話ししました。

今日はアレクサンダーテクニークの原理3つめ、
「自分の感覚はあてにならない」ということについてお話しします。

当てにならないってどういうことなのか、、、
自分が正しいと思っている「感覚」の判断基準が正しいとは限らないということ。

自分の感覚はあてにならないと思った僕の体験をいくつかご紹介しますね。

自分の感覚はあてにならない

前のめりに立っている「感じ」がする

僕がレッスンを受け始めたころ、楽器を構えて演奏する前に「立っている状態を」を観察することがたくさんありました。

先生に立っている状態をレッスンしてもらうと普段の立っている感覚と全然違ったんです!!

ものすごく前のめりになっている感じがしました。

このことを周りにいるトレーニーや先生に言ったら、「綺麗にまっすぐ立っているよ」ってみんな言うんです。

不思議!!

自分では前のめりと感じているけど、実際はまっすぐきれいに立てている。

僕がまっすぐ立てていると思っていた「立っている状態」は、真っ直ぐではなく反りすぎていたのです。

そして反った状態で立つことが「習慣・くせ」になっていて、それが僕にとっては普通だったんです。

普段とは違う立ち方をしているから「違った感じ=前のめり」になっている「感じ」がしたんです。

吹いている感じ、鳴っている感じがしない

先生にサポートをしてもらって立った状態からフルートを構えて音を出しました。

そしたら音がスッとラクーに出ました。
音もラクに出せたし、息もスムーズに出せた。

けど吹いている感じ、鳴っている感じというのが全くしなかったんです。

ほんとうに吹けているのか?
音は鳴っているのか?
音は響いているのか?
吹いてる感じがしないけどこんなんでいいの?

初めての感覚で頭の中は不安でいっぱいでした。

このことを周りで聴いている先生とトレーニーにいうと「最初に吹いたときよりよく響いているよ」と言われたんです。

終わってからレッスンの録音を聴いてみると断然吹いている感じ、鳴っている感じがしない方が響きのあるいい音だったんです。

これまた不思議体験でした。

いつもの感覚に戻りたくなる

別に後ろに反ったままでも演奏はできますが、体への負担や自分のやりたい演奏がやりやすいかと言われるとそうではありませんでした。

それにレッスンの録音を聴いたらより響く体の使い方で演奏したいと思ったので、レッスンで教わったやり方を定着させるために練習しました。

ここで厄介なのが新しいやり方を練習しているとき、いままでのやり方と感覚にすぐに戻りたくなること。

練習しているときに気がついたら後ろに反っていたり、楽器を構えた瞬間に後ろに反ったりとすぐにいつものやり方、感覚に戻ろうとすることに気がつきました。

ちょっと油断するとすぐにいままでのやり方に戻るんです。

習慣がいかに根深く、体に染み付いているかを身をもって体験できました。

前のやり方、感覚に戻っていると気がついたとき

前のやり方に戻ってると気がついたときに大切なのは、前のめりになっていると感じた姿勢になるまでにどんなことを自分自身に指示したのか。

前のめりだと感じる状態が1つのゴールだとしたら、そこに至るまでのプロセス一つ一つに意識的な指示が必要です。

このプロセスをプラン(計画)って言ったりします。

立つためのプラン、楽器を構えるためのプラン、音を出すためのプランを意識的かつ頭と脊椎の関係性が機能している状態で繰り返し練習していくことで、新しい習慣として体に身についていきます。

いままでのやり方・感覚から新しいやり方・感覚へアップデートするんです。

僕はこんな感じで取り組みました。
「頭が動いて体全体がついていって、足首の関節、膝の関節、股関節、体全身を観察しながら立ってみる」
「頭が動いて体全体がついていって、楽器を構えるプランを1つずつ頭のなかで言いながら楽器を構える」とか。
※あくまで僕の場合です。

さいごに

学生のときはうまくいかないと思ったところも「無理やり・力技」でなんとかしようとしていましたが、体の使い方を変えてみたらうまくできるかな?とアプローチが変わりました。

アレクサンダーテクニークのレッスンを受けはじめてから練習の取り組み方が変わったんです。

少しずつですが自分の体を意識的に観察しながら楽器を練習していくことで、体から受け取る感覚のメモリがより細かくなりました。

結果的に習慣的に後ろに反る動きはほとんど起こらなくなりました。

アレクサンダーテクニークのレッスンで「あれ?いつもとなんか感覚が違うぞ?」ってなっても焦る必要はありません。

違和感を感じたら「新しいやり方」で何かをした証拠!!

このとき試した新しいやり方がうまくいっていたら、一歩成長できるチャンスです!!

なのでいつもと違う感覚がしたと思ったら、悪いことではなく「大成功」だと思ってみるといいと思います!

もし、読んでもよくわからないよーってかたはぜひ一度レッスンへいらしてみてください。

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