絶賛スランプ中。あえてありのままを晒します。パート2

こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。

前回の続きです。

スランプ中のことをありのまま晒す人って少ないんじゃないかな。
自分は演奏が調子悪いですよーって言ってるようなもんだから。

じゃあなんで晒すのか。

それは自分自身の経験を今後に活かすため。
スランプはきっとまた訪れるはずだから。

またスランプを迎えたとき「建設的に乗り越えるために」、書いてみようかなと思いました。

この状況を乗り越えるために、いつもお世話になっている嶋村順子さんのレッスンを受けました。

目次

スランプを分析

否定的、批判的な思考、ねばならぬ思考はやはり危険

練習や探求を進めていくなかで危険な思考があります。

「〇〇ができていないからなおさなければならない。」
「〇〇と比べられたらどうしよう。」
「〜しなければならない」
「〜はこうあるべき」

自分のダメなところに気がついたら、徹底的に否定的な思考で自分を追い詰める。
このやり方ではなく、このやり方をしなければならない、と言った選択肢を狭める思考。

多少は必要かもしれませんが、過剰に思いすぎてしまうのがよろしくないですね。

自己批判、自己否定へとどんどん繋がっていきます。

今回のスランプの大元にあるのがこういった思考習慣だなと強く感じています。

体と心がハッピーな状態のとき、体のどこにエネルギーを感じるのか

順子さんのレッスンでのこと。
「自分が調子よかったとき、ワクワクするとき、楽しい〜!!ってときに体のどこにエネルギーを感じる?」と聞かれました。

【ぼくの体と心がハッピーな状態】
・「足の裏と太ももの裏」にエネルギーが集まっているなと感じていると体全身の調子がいいです。・胸郭やお腹周りもゆるやかになっていると安心する。

【演奏の調子を崩すときの傾向(ぼくの場合)】
・上半身や指先、口先などの先端あたりに意識が集中することが多い。
・脚への意識はかなり薄くなり、特に膝の関節、足首を動かないように固定していることが多い。
・指先や口先への力みをより感じるようになったことで、力みすぎと勘違いしていた。本来動いて欲しいところにうまくエネルギーが伝わっていない状態になる。脱力しすぎな状態

体と心がハッピーな状態を、自分の意思で作り出すことができるのです。
作り出すためには、上に書いたように自分の体の傾向、状態を知っている必要があります。

スランプ中のぼくは、ハッピーな状態とはかけ離れた状態。
完全に自分自身への信頼がなくなっている状態です。

ぼくは探求を進めていくなかで、「力みすぎているのではないか」と思っていました。
実は逆で、力が抜けすぎていることに順子さんのレッスンを受けて気がつきました。

本来もっと活発に動いてほしい場所、エネルギーを持っている場所なのに、あえて脱力しようとしていたんです。

なぜそうなったのか。

指先や口先に力みをすごく感じていたからです。
その他も同じように力んでしまっているはずだ、という認識をしてしまい、より脱力を強化してしまったんです。

どう考えるのか、、、が大切

アレクサンダーテクニークを学び始めたころ、「体の使い方のメソッド」という印象が強かったです。

ですが、今は違います。
体の使い方ももちろん大切です。

ぼくがそれよりも大切だと思うのが、「その人自身の考え方」です。つまり思考ですね。

何かをしようとするとき、脳から指令がビビーーっと体に伝わって、僕たちの体は動きます。

目的地に向かって歩く。
棚の上にあるものを取るために腕を動かす。

普段の何気ない体の動きには、自分の思考が大きく関わっていることがわかります。

より体の使い方や演奏を洗練したものにするためには、「これからやることに対してどう建設的に考えるのか」が重要だと思っています。

そういった思考力を少しずつ身につけていきたいです。

ぼくにとってアレクサンダーテクニークは「自己の心身の自立・自律」を探求するものだと思っています。

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