【ドイツフルートコンヴェンションinフライブルグ参加レポ】マスタークラスの先生たちが豪華すぎました

おかもと

9月末にドイツフルート協会主催のフルートコンヴェンションに桜井フルート工房のみなさんと参加してきました。

そこでの体験をシェアしていきます

ドイツフルートコンヴェンションinフライブルグは3日間の開催。

イベント内容もとってもシンプル。

コンサート、ワークショップやトークイベント、マスタークラスが中心でした。

期間中に呼ばれているゲストたちが豪華すぎて、カラダが1つじゃ足りない状態でした。

目次

マスタークラスの先生たちが豪華すぎました

マスタークラスは各教授の持ち時間が1時間で、3人を見るというシステム。

ちょっと慌ただしい感が否めないマスタークラスですが、現地の学生さんの演奏を聴くことができるというのも勉強になりました。

3日間で聴講できたクラスをご紹介しますね。

ミヒャエル・ファウスト / Michael Faust

ケルンWDR交響楽団首席フルート奏者のミヒャエル・ファウストのクラス

写真の受講生は小学生か中学生なのかな、、、。立派にモーツァルトのアンダンテを演奏していました。

倚音などの大切にしたい音の重要性、フレーズの盛り上がりをどう聴かせるのか、などをおっしゃていました。(ドイツ語でのレッスンなので、なんとなくでの理解です)

10年ほどまえに武蔵野音楽大学のサマースクールで彼のレッスンを数回受講させていただいたことがありますが、そのときとは変わらず素敵なレッスンをされていました。

マリオ・カローリ / Mario Caroli

開催地フライブルグ音楽大学教授のマリオ・カローリのクラス。

身振り、手振りが激しくて写真がブレブレです。

音を響かせるために何が大切か、、、などを各生徒に伝えていました。

フェリックス・レングリ / Felix Renggli

マリオ・カローリのまえにフライブルグ音楽大学で教授をされていたフェリックス・レングリのクラス。

いまはスイスのバーゼル音楽院の教授をされているはず。

終始にこやかで、人柄のよさが伝わるマスタークラスでした。

ペトリ・アランコ / Petri Alanko

フィンランド・シベリウスアカデミー教授のペトリ・アランコのクラス。

バッハのパルティータを吹いている受講生にハーモニーの大切さを伝えていらっしゃいました。

ソフィー・シェリエ / Sophie Cherrier

パリ音楽院の教授ソフィー・シェリエのクラス。

友人のお師匠さんで、いろいろなエピソードを聞いていたので聴講。

生徒さんがなかなかシェリエの提案、アドバイスに反応できないときもあったけど、1音のニュアンスを大切にする大切さを熱心に伝えようとしているのが印象的でした。

グトルン ヒンツェ / Gudrun Hinze

ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団ピッコロ奏者のグルトン・ヒンツェのクラス。

オケスタやリーバーマンの協奏曲などをレッスンされていました。

先生のピッコロの音色がとってもまろやかで、聴き惚れてしまいました。

ペーター=ルーカス・グラーフ  / Peter-Lukas Graf

グラーフのオーラがすごいですね。

受講生はシュターミッツの協奏曲を演奏してました。時おりピアノでハーモニーを弾いてみたりしてました。

マスタークラス終了後に、受講生が彼のもとに駆け寄りサインを求めておりました。

ヘンリック・ヴィーゼ / Henrik Wiese

バイエルン放送交響楽団の首席フルート奏者のヘンリック・ヴィーゼのクラス。

楽譜の校訂なども行なっていらっしゃることでも知られています。

この日は僕の体調があまり良くなくて、集中して聴講できなくて退席。

マスタークラスを聴講して感じたこと

単純にドイツ語や英語などの言葉ができるともっともっといろいろなことを理解できたんだろうな、、、と思ってしまいました。

音楽のレッスンって言葉がなくても極論通じ合ってしまうときもあるけど、より具体的にどうしたらいいのか、といったアイディアやディスカッションをするためには言葉は必須だと実感しました。

受講生それぞれのレベルの高くて、音の質もけっこう違かったのが印象的。

日頃から響きのある環境で練習していること、聴いていることがかなり影響しているのかなぁ、、、なんて思いました。

それぞれの音色、音楽性が演奏から溢れていたのもよかった。変に真面目すぎないというか、自由度がある感じ。

コロナ禍の影響もあって、日本には海外の教授がマスタークラスなどでいらっしゃる機会が激減してしまったので、今回聴講できたのは大きな学びになりました。

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