7つの原理 アレクサンダーテクニーク

アレクサンダーテクニークの原理 使い方が機能に影響する

こんにちは!フルート奏者、アレクサンダーテクニーク教師の岡本元輝です。

前回の更新からだいぶ日にちが過ぎてしまいました。反省、、、

気を取り直してアレクサンダーテクニークの原理について更新していきます。

前回の記事で「自分の習慣を知る」ということについて書きました。

1〜4つめの記事をまだ読んでないよー!ってかたはぜひ読んでくださいね。

頭と脊椎の関係性(プライマリーコントロール)
方向性(ディレクション)について 
自分の感覚はあてにならない
自分の習慣を認識する

使い方が機能に影響する

アレクサンダーテクニーク5つめの原理は、「使い方が機能に影響する」です。

簡単にいうと


「自分の体で起こっていることは、すべて自分が起こしているよ」ということです。

腕が上がりにくい動かし方をしていれば、もちろん腕は上げにくい。

腕が上がりやすい動かし方をしていれば、腕は上げやすくなります。

これが「使い方が機能に影響する」です。

ものすごくシンプルだし、当然といえば当然。

でもみんな意外と自分の体で起こっていることって知っているようでいて知らないんですよね。

もしも、自分でもまだ気がついていない「自分がやっていること」が原因で、演奏や日常生活に悪影響が出ていたらあなたはどうしたいですか??

今日はF.M.アレクサンダー自身の例と僕の例を紹介します。

アレクサンダーの場合

アレクサンダーは頭と脊椎の関係性(プライマリーコントロール)を見つけてからも、体の動きを注意深く観察し続けました。

頭が動いて体全身がうごけて、声を出す、をしていても思うような声が出ていないことに彼は悩んでいました。

改めて彼は声の出し方や自分の体の使い方を深く観察、分析しました。

体の観察を重ねていくなかで声を出しているときに不必要な力みや緊張があること、習慣的な動きが邪魔をしていることにアレクサンダーは気がつきました。

彼が見つけた習慣的な動きは、足の指で地面を掴むように踏ん張りながら声を出すことでした。
俳優としてのキャリアを積んでいくなかで、ある指導者が彼に言ったアドバイスの1つだそうです。

足の踏ん張りががどうやら声を出すためには不必要だったみたいです。
それから足を踏んばるのをやめて体全身が動けるように意識をして声を出したらスムーズに声が出たそうです。

この発見からわかったことは、
・「自分の体の使い方(足の踏ん張り)が、声を出す機能に影響している」ということ。
・頭と脊椎の関係性がたとえよくなったとしても、ほかの部分の体の動きが止まっていると影響するということ。

岡本の場合

アレクサンダーテクニークのレッスンを受け始めてから1年ぐらい経ったころ歩道橋のスロープで盛大に転び背中を強打しました。

スロープがコンクリートだったのでかなりの衝撃で、転んだ直後は呼吸ができませんでした。
しかも転んだのがコンクールの1週間前で悔しいけど棄権しました。

思うような演奏ができないと思ったのと、体が痛すぎるから。

怪我から数ヶ月経って痛みもほとんどなくなっていました。
ですが演奏していて違和感があるんです。

そこで教師養成コースの授業で演奏しているときの動きを先生に見てもらいました。
そしたらブレスをするときの肋骨周辺の動きが少ないと言われたんです。

なんでこうなったのか、、、

思い返すと怪我の直後は、演奏するときの呼吸はもちろん、楽器を構えたりするのが痛いとか、走れない、寝返りが打てない、重いものが持てないなどがありました。

転んで打ったところを少しでも動かすと痛いから、背中や肋骨周辺を動かないようにと思いながら生活していました。

痛みが出ないように、、、痛みが出ないように、、、
と思いながら生活していた結果痛みの出ないような動きを習得していました。

ぼくは肋骨周辺の動きを止めることで痛みが出ないようにしていました。
それが習慣として体に身につき、痛みがなくなったあとでも習慣として定着していました。

その結果ブレスをするときに肋骨周辺の動きが少なくなり、うまくブレスができないといった影響が起こっていたんです。

怪我をしないことが1番ですが、背中の怪我を通してたくさんのことを学びました。

原因がわかったときの取り組み(岡本の場合)

演奏中の呼吸の動き、肋骨の動きを増やしていくことが1つの改善策としてありました。

じゃあ肋骨の動きを中心に部分的に取り組めばいいんだね!となるのは違うんです。

さっき書いたアレクサンダーと同じようなことになります。

「声を出すときに足を踏ん張ればいい」みたいな部分ばかりにいってしまう可能性があるからです。

アレクサンダーテクニークで学ぶのは体全身をどううまく使うのか。
ここで必要な探求、観察は体全身がうごける状態で肋骨の動き、呼吸を観察することなんです。

細かいところ、体の部分に目がいくことは悪いことでは決してないんですが、
最終的に体全身がうごける状態でやれるようにすることがとっても大事なんです。
それが自分自身のやりたい演奏に近づく一歩なんです

まぁそれでも部分的なところって気になっちゃうんですけどね。

さいごに

どこかに不調を感じているときその部分ばかりが気になりがちになってしまいます。
指がうまくまわらない、、、
タンギングがはっきりできない、、、

こんなとき指や舌ばかり気にしていませんか??

悩みを抱えている部分ばかりではなく体全身にどんなことが起こっているのか観察してみましょう。

こうやって書いて人に言うのって簡単なんだけど、いざ自分が取り組むってなると「うまくできない自分嫌だ!」って思ってしまうのが僕の癖です(笑)

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